物件タイプ別
空き家の維持管理費用|年間コストと節約方法
公開: 2026年1月10日
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空き家の維持にかかる費用
空き家を維持するには、様々な費用がかかります。「使っていないのにお金がかかる」状態が続くと、大きな負担になります。
年間費用の概算
| 項目 | 費用目安 |
|---|---|
| 固定資産税・都市計画税 | 5〜30万円 |
| 管理費(自己管理) | 2〜5万円 |
| 管理費(業者委託) | 6〜18万円 |
| 修繕費 | 5〜20万円 |
| 火災保険 | 1〜3万円 |
| 光熱費(基本料金) | 1〜2万円 |
| 合計 | 20〜78万円 |
固定資産税・都市計画税
税額の計算
固定資産税 = 課税標準額 × 1.4%
都市計画税 = 課税標準額 × 0.3%(上限)
住宅用地の特例
住宅が建っている土地には軽減措置があります。
| 区分 | 固定資産税 | 都市計画税 |
|---|---|---|
| 200㎡以下 | 1/6 | 1/3 |
| 200㎡超 | 1/3 | 2/3 |
特例が解除されるリスク
特定空家・管理不全空家に指定され、勧告を受けると特例が解除されます。
解除後の税負担
解除前:年間5万円
解除後:年間30万円(6倍)
管理費
自己管理の場合
自分で管理する場合の費用です。
| 項目 | 費用目安 |
|---|---|
| 交通費 | 月1,000〜5,000円 |
| 草刈り道具・消耗品 | 年5,000〜10,000円 |
| 清掃用品 | 年3,000〜5,000円 |
| 合計 | 年2〜5万円 |
自己管理の作業
- 定期的な訪問(月1〜2回)
- 換気・通水
- 草刈り(年2〜3回)
- 清掃
- 郵便物の確認
管理業者に委託する場合
空き家管理サービスの費用です。
| プラン | 月額 | 年額 |
|---|---|---|
| 外観確認のみ | 3,000〜5,000円 | 3.6〜6万円 |
| 室内点検あり | 5,000〜10,000円 | 6〜12万円 |
| 草刈り込み | 10,000〜15,000円 | 12〜18万円 |
サービス内容例
- 外観・敷地の点検
- 室内の換気・通水
- 雨漏り・破損の確認
- 郵便物の転送
- 草刈り・清掃
修繕費
定期的な修繕
| 箇所 | 周期 | 費用目安 |
|---|---|---|
| 外壁塗装 | 10〜15年 | 80〜150万円 |
| 屋根塗装 | 10〜15年 | 30〜80万円 |
| 給湯器交換 | 10〜15年 | 10〜30万円 |
| 配管補修 | 随時 | 5〜20万円 |
突発的な修繕
| 内容 | 費用目安 |
|---|---|
| 雨漏り修理 | 5〜50万円 |
| ガラス交換 | 1〜5万円 |
| 錠前交換 | 1〜3万円 |
| シロアリ駆除 | 10〜30万円 |
年間の修繕積立
突発的な修繕に備えて、年間5〜20万円程度を積み立てておくと安心です。
火災保険
空き家でも火災保険は必要です。
保険料の目安
| 建物構造 | 年間保険料 |
|---|---|
| 木造 | 2〜4万円 |
| 鉄骨・RC | 1〜2万円 |
注意点
- 空き家は保険料が高くなる場合がある
- 長期間無人だと保険が適用されない場合も
- 保険会社に空き家であることを通知する
光熱費
使用していなくても、基本料金がかかります。
解約しない場合
| 項目 | 月額 | 年額 |
|---|---|---|
| 電気(基本料金) | 500〜1,500円 | 6,000〜18,000円 |
| 水道(基本料金) | 500〜1,500円 | 6,000〜18,000円 |
| ガス(基本料金) | 800〜1,500円 | 9,600〜18,000円 |
解約する場合
- 電気・ガスは解約可能
- 水道は通水のため契約継続が望ましい
- 再契約に手数料がかかる場合あり
費用を節約する方法
方法1:自己管理で費用削減
管理業者に委託せず、自分で管理することで年間6〜18万円節約できます。
ただし
- 時間と労力がかかる
- 遠方の場合は交通費がかさむ
- 適切な管理ができないリスク
方法2:電気・ガスの解約
使わないなら解約することで、年間1〜3万円節約できます。
方法3:火災保険の見直し
複数社から見積もりを取り、安いプランに切り替えます。
方法4:DIYで修繕
軽微な修繕は自分で行うことで費用を抑えられます。
DIYできる作業
- 雑草の除去
- 簡単な清掃
- 軽微な補修
方法5:固定資産税の見直し請求
評価額が高すぎる場合は、見直しを請求できます。
費用対効果の計算
空き家を維持するコストと、売却した場合を比較しましょう。
計算例
維持し続けた場合(5年間)
固定資産税:15万円 × 5年 = 75万円
管理費:10万円 × 5年 = 50万円
修繕費:10万円 × 5年 = 50万円
その他:3万円 × 5年 = 15万円
合計:190万円
今すぐ売却した場合
売却価格:800万円
諸費用:50万円
手取り:750万円
5年後に売却した場合
売却価格:700万円(劣化により100万円下落)
諸費用:50万円
手取り:650万円
維持費用:190万円
実質手取り:460万円
→ 今すぐ売却した方が290万円有利
まとめ
空き家の維持管理費用についてまとめます。
年間費用の目安
- 固定資産税:5〜30万円
- 管理費:6〜18万円(業者委託)
- 修繕費:5〜20万円
- その他:2〜5万円
- 合計:20〜78万円
節約方法
- 自己管理
- 光熱費の解約
- 保険の見直し
- DIY修繕
判断のポイント
- 維持費用と売却益の比較
- 建物劣化による価値低下
- 管理の手間と負担
当サービスでは、空き家の買取に対応しています。維持費の負担から解放されたい方は、お気軽にご相談ください。