物件タイプ別
未接道の土地は売れる?袋地・無道路地の売却方法
公開: 2026年1月10日
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未接道・袋地とは
未接道とは、建築基準法で定められた「接道義務」を満たしていない土地のことです。
接道義務とは
建築基準法第43条では、建物を建てる土地は「幅4m以上の道路に2m以上接していること」が必要と定められています。
接道義務 = 幅4m以上の道路 × 間口2m以上
袋地(無道路地)とは
袋地は、道路にまったく接していない土地です。他人の土地を通らないと公道に出られません。
袋地の特徴
- 道路に接していない
- 他人の土地(囲繞地)に囲まれている
- 公道に出るには通行権が必要
未接道の種類
| 種類 | 状況 | 再建築 |
|---|---|---|
| 袋地 | 道路に接していない | 不可 |
| 間口不足 | 接道2m未満 | 不可 |
| 道路幅不足 | 4m未満の道路に接道 | 要確認 |
未接道でも売れる理由
未接道の土地でも、以下の理由から売却が可能です。
理由1:買取業者が存在する
未接道・袋地を専門に買い取る業者があります。
買取業者のメリット
- 確実に売却できる
- 現況のまま売却可能
- スピーディーに現金化
理由2:活用方法がある
建物は建てられなくても、土地として活用できます。
活用例
- 駐車場
- 資材置き場
- 隣地への売却
- 農地として利用
理由3:接道義務を解消できる可能性
条件によっては、接道義務を満たせるようになる場合があります。
解消方法
- 隣地の一部を購入
- 隣地と土地交換
- 43条但し書き許可
売却の選択肢
選択肢1:隣地所有者への売却
最も高く売れる可能性がある方法です。
メリット
- 相場に近い価格で売れる可能性
- 隣地と一体化して活用できる
デメリット
- 隣地所有者が購入する意思があるか不明
- 交渉に時間がかかる
選択肢2:買取業者への売却
確実に売却できる方法です。
メリット
- 確実に売却できる
- スピーディー(1〜2ヶ月)
- 現況のまま売却可能
デメリット
- 相場より安くなる傾向
選択肢3:接道義務を解消してから売却
接道義務を満たせば、一般市場での売却が可能になります。
メリット
- 高く売れる可能性
- 購入検討者が増える
デメリット
- 隣地買収などに費用がかかる
- 時間がかかる
- 必ず成功するとは限らない
売却価格の相場
未接道の土地は、接道している土地より大幅に安くなります。
価格の目安
| 状況 | 価格目安(整形地比) |
|---|---|
| 接道あり(整形地) | 100% |
| 間口不足(1.5m程度) | 50〜70% |
| 袋地(通路あり) | 30〜50% |
| 袋地(通路なし) | 10〜30% |
価格に影響する要因
| 要因 | 影響 |
|---|---|
| 通路の有無 | 通路があれば高くなる |
| 隣地との関係 | 良好なら売りやすい |
| 土地の面積 | 広いほど活用しやすい |
| 立地 | 需要があるエリアなら高い |
売却の流れ
ステップ1:状況の確認
まず、土地の状況を確認します。
確認事項
- 公図での位置関係
- 接道状況(道路幅、間口)
- 通行権の有無
- 隣地所有者の確認
ステップ2:売却方法の検討
状況に応じて売却方法を検討します。
検討ポイント
- 隣地所有者への売却は可能か
- 接道義務の解消は現実的か
- 買取業者への売却が適切か
ステップ3:売却活動
選んだ方法で売却活動を行います。
ステップ4:契約・決済
買主が見つかったら、契約・決済を行います。
注意点
注意点1:囲繞地通行権の確認
袋地には「囲繞地通行権」が認められる場合があります。
囲繞地通行権とは
- 袋地の所有者が、周囲の土地を通行できる権利
- 民法で認められている
- 通行料の支払いが必要な場合も
注意点2:通路の権利関係
通路がある場合、その権利関係を確認しましょう。
確認事項
- 通路の所有者
- 通行権の種類(地役権、賃借権等)
- 通行料の有無
注意点3:固定資産税
未接道でも固定資産税は発生します。使わない土地でも税金がかかり続けます。
まとめ
未接道・袋地の売却についてまとめます。
未接道でも売れる理由
- 専門の買取業者がある
- 活用方法がある
- 接道義務を解消できる可能性
売却の選択肢
- 隣地所有者への売却(高値の可能性)
- 買取業者への売却(確実)
- 接道義務解消後に売却
注意点
- 囲繞地通行権の確認
- 通路の権利関係
- 固定資産税の負担
当サービスでは、未接道・袋地の買取に対応しています。売却をご検討の方は、お気軽にご相談ください。