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旧耐震マンションの売却|住宅ローンが使えない問題

公開: 2026年1月10日
#旧耐震 #マンション #住宅ローン

旧耐震マンションの現状

旧耐震マンションの数

全国のマンションのうち、約100万戸以上が旧耐震基準(1981年5月31日以前)で建てられています。

旧耐震マンションの特徴

項目特徴
築年数43年以上(2024年時点)
構造RC造が多い
管理状況老朽化が進んでいるケースが多い
修繕積立金不足しているケースが多い

住宅ローンが使えない理由

理由1:金融機関の審査基準

多くの金融機関は旧耐震マンションへの融資を敬遠します。

融資不可の金融機関が多い理由

  • 地震による倒壊リスク
  • 担保価値の低さ
  • 将来の資産価値下落

理由2:フラット35の要件

フラット35は旧耐震マンションでは原則として利用できません。

例外

  • 耐震基準適合証明書がある
  • 既存住宅売買瑕疵保険に加入
  • 耐震補強工事済み

理由3:住宅ローン控除の要件

住宅ローン控除を受けるには、新耐震基準を満たす必要があります。

控除を受けるための条件

  • 耐震基準適合証明書
  • 既存住宅売買瑕疵保険の付保
  • 登録住宅性能評価書(耐震等級1以上)

買主への影響

現金購入に限られる

住宅ローンが使えないと、買主は現金で購入する必要があります。

影響

  • 買主が大幅に減少
  • 投資家中心の市場に
  • 売却期間の長期化

税制優遇が受けられない

優遇制度旧耐震の場合
住宅ローン控除利用不可
登録免許税の軽減利用不可
不動産取得税の軽減利用不可
贈与税の非課税措置利用不可

売却価格への影響

価格下落の目安

旧耐震マンションは、新耐震マンションに比べて20〜40%程度安くなる傾向があります。

同条件の新耐震マンション:3,000万円
旧耐震マンションの場合:1,800〜2,400万円

価格に影響する要因

要因プラスマイナス
立地駅近・都心郊外
管理状態良好不良
修繕履歴大規模修繕済未実施
耐震補強実施済み未実施
管理費・修繕積立金適正高額・不足

売却の選択肢

選択肢1:現況のまま売却

旧耐震のまま売却する方法です。

メリット

  • 費用がかからない
  • すぐに売り出せる

デメリット

  • 買主が限られる(現金購入のみ)
  • 価格が安くなる
  • 売却期間が長期化

ターゲット

  • 投資家
  • リノベーション前提の買主
  • 現金購入者

選択肢2:耐震基準適合証明書を取得して売却

マンション全体で耐震診断を行い、証明書を取得します。

メリット

  • 住宅ローンが使える
  • 税制優遇が受けられる
  • 買主が広がる

デメリット

  • 管理組合の合意が必要
  • 費用がかかる
  • 基準を満たさない場合もある

注意点 区分所有者個人では取得できません。管理組合での対応が必要です。

選択肢3:買取業者への売却

旧耐震マンションを専門に扱う買取業者に売却します。

メリット

  • 確実に売却できる
  • 現況のまま売却
  • スピーディー
  • 契約不適合責任免責

デメリット

  • 相場より安くなる傾向

選択肢4:賃貸として運用後売却

賃貸に出して収益物件として売却する方法です。

メリット

  • 家賃収入を得ながら売却
  • 収益物件として投資家に売却
  • オーナーチェンジで売却

デメリット

  • 賃借人の管理が必要
  • 空室リスク
  • 即時売却できない

住宅ローンを使えるようにする方法

方法1:耐震基準適合証明書の取得

マンション全体で耐震診断を行い、基準を満たせば証明書が取得できます。

流れ

  1. 管理組合での合意形成
  2. 耐震診断の実施
  3. 必要に応じて耐震補強
  4. 証明書の発行

費用(マンション全体)

  • 耐震診断:数百万円〜
  • 耐震補強:数千万円〜(規模による)

方法2:既存住宅売買瑕疵保険の付保

既存住宅売買瑕疵保険に加入することで、住宅ローン控除が使える場合があります。

条件

  • 専有部分の検査に合格
  • 共用部分の検査に合格(マンションの場合)

注意点 旧耐震マンションでは検査に合格しにくい場合があります。

方法3:融資可能な金融機関を探す

一部の金融機関では、旧耐震マンションでも融資を行う場合があります。

融資条件の例

  • 頭金を多く入れる
  • 借入期間を短くする
  • 金利が高くなる

売却時の注意点

注意点1:管理組合の状況確認

買主は管理状況を重視します。以下を確認しましょう。

確認項目

  • 長期修繕計画の有無
  • 修繕積立金の残高
  • 管理費の滞納状況
  • 大規模修繕の履歴

注意点2:建替え・解体の予定

マンションによっては建替えや解体の予定がある場合があります。

注意点3:重要事項説明

旧耐震であることは重要事項として説明が必要です。

まとめ

旧耐震マンションの売却についてまとめます。

住宅ローンが使えない理由

  • 金融機関の審査基準
  • フラット35の要件
  • 担保価値の低さ

売却価格への影響

  • 新耐震より20〜40%安くなる傾向
  • 立地・管理状態で大きく変動

売却の選択肢

  • 現況のまま売却
  • 耐震基準適合証明書を取得
  • 買取業者への売却
  • 賃貸として運用後売却

当サービスでは、旧耐震マンションの買取に対応しています。住宅ローンの問題を気にせず、確実に売却できます。お気軽にご相談ください。

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