物件タイプ別
擁壁のある土地の売却|老朽化擁壁の対処法
公開: 2026年1月10日
#擁壁
#売却
#老朽化
擁壁とは
擁壁(ようへき)とは、土砂の崩壊を防ぐために設置される壁状の構造物です。
擁壁の種類
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| コンクリート擁壁 | 強度が高い、一般的 |
| 間知ブロック擁壁 | 石やブロックを積んだ構造 |
| 大谷石擁壁 | 軽石質の石を使用、古い擁壁に多い |
| 石積み擁壁 | 自然石を積んだ構造、古い |
| 増し積み擁壁 | 既存擁壁の上に積み増したもの |
擁壁の役割
- 土砂の崩壊防止
- 高低差のある土地の有効活用
- 建物の安全確保
老朽化擁壁の問題点
問題点1:安全性の低下
老朽化した擁壁は崩壊のリスクがあります。
危険のサイン
- ひび割れ(クラック)
- 傾き、変形
- 排水口の詰まり
- 水の染み出し
- 目地の劣化
問題点2:建築制限
老朽化擁壁がある土地は、建築に制限がかかる場合があります。
制限の内容
- 擁壁の補強・作り直しが必要
- 建物の構造に制限
- 建築確認が下りない場合も
問題点3:売却の難しさ
老朽化擁壁は売却を難しくする要因になります。
理由
- 住宅ローンの審査が厳しい
- 買主が不安を感じる
- 補修費用の負担
売却価格への影響
価格の目安
擁壁の状態によって、売却価格が大きく変わります。
| 擁壁の状態 | 価格目安(擁壁なし比) |
|---|---|
| 検査済み・良好 | 95〜100% |
| 古いが問題なし | 80〜95% |
| 補修が必要 | 60〜80% |
| 作り直しが必要 | 40〜60% |
| 危険な状態 | 20〜40% |
価格に影響する要因
| 要因 | 高くなる | 安くなる |
|---|---|---|
| 擁壁の状態 | 良好 | 老朽化 |
| 検査済証 | あり | なし |
| 擁壁の種類 | コンクリート | 大谷石・石積み |
| 高さ | 低い | 高い |
| 長さ | 短い | 長い |
老朽化擁壁の対処法
対処法1:補修してから売却
擁壁を補修して、良好な状態で売却する方法です。
補修方法
| 内容 | 費用目安 |
|---|---|
| ひび割れ補修 | 数万〜数十万円 |
| 排水改善 | 10〜30万円 |
| 表面補強 | 30〜100万円 |
メリット
- 高く売れる可能性
- 買主の不安解消
- 住宅ローンが通りやすい
デメリット
- 費用がかかる
- 時間がかかる
- 費用対効果の検討が必要
対処法2:作り直してから売却
擁壁を作り直して売却する方法です。
作り直し費用
高さ3m × 長さ10m = 30㎡
費用:30㎡ × 100,000円 = 300万円〜
メリット
- 高く売れる
- 新しい擁壁で安心
- 建築制限が解消
デメリット
- 費用が高い
- 時間がかかる
- 費用対効果の検討が必要
対処法3:現況のまま売却
老朽化擁壁のまま売却する方法です。
ポイント
- 擁壁の状態を正直に説明
- 補修費用を考慮した価格設定
- 買取業者への売却も検討
メリット
- 費用がかからない
- すぐに売却できる
デメリット
- 価格が下がる
- 買主が限られる
対処法4:買取業者への売却
老朽化擁壁がある土地を専門に扱う買取業者に売却します。
メリット
- 確実に売却できる
- 現況のまま売却
- 手間がかからない
重要事項説明
説明義務
売却時は、擁壁に関する事項を買主に説明する義務があります。
説明すべき内容
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 擁壁の有無 | 位置、高さ、長さ |
| 擁壁の種類 | 構造、材質 |
| 検査済証 | 有無 |
| 状態 | ひび割れ、傾き等 |
| 補修履歴 | 過去の補修工事 |
確認方法
ステップ1:現地確認
擁壁の状態を目視で確認します。
チェックポイント
- ひび割れ
- 傾き、変形
- 水の染み出し
- 排水口の状態
ステップ2:書類確認
検査済証や図面を確認します。
確認書類
- 検査済証
- 確認申請図書
- 工事写真
ステップ3:専門家による調査
必要に応じて、専門家に調査を依頼します。
調査内容
- 構造の安全性
- 補修の必要性
- 費用の見積もり
まとめ
擁壁のある土地の売却についてまとめます。
老朽化擁壁の問題点
- 安全性の低下
- 建築制限
- 売却の難しさ
対処法
- 補修してから売却
- 作り直してから売却
- 現況のまま売却
- 買取業者への売却
重要事項説明
- 擁壁の状態を説明する義務
- 検査済証の有無を明示
- 補修履歴を説明
当サービスでは、老朽化擁壁のある土地の買取にも対応しています。売却をご検討の方は、お気軽にご相談ください。