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事例

数次相続で権利関係が複雑…未登記不動産の売却事例

公開: 2026年1月10日
#数次相続 #事例 #相続登記

数次相続とは

数次相続とは、相続登記をしないうちに相続人が亡くなり、さらに相続が発生することです。

数次相続の例

例:祖父→父→子への数次相続

  1. 祖父が亡くなり、土地を父が相続(登記せず)
  2. 父が亡くなり、土地を子が相続(登記せず)
  3. 現在の所有者は子だが、登記は祖父のまま

このような場合、祖父から直接現在の所有者(子)に登記することができます。

問題になるケース

数次相続が複数回発生すると、相続人が大幅に増加します。

例:3代にわたる数次相続

  • 祖父の相続人:配偶者、子3人
  • 父(長男)の相続人:配偶者、子2人
  • 叔父(次男)の相続人:配偶者、子3人
  • 叔母(長女)の相続人:配偶者、子2人

→ 最終的な権利者:10人以上

事例1:相続人15人の土地売却

状況

  • 東北地方の土地(約300坪)
  • 祖父名義のまま50年以上放置
  • 現在の相続人は15人
  • うち3人は連絡先不明

問題点

  • 15人全員の同意と書類が必要
  • 3人と連絡が取れない
  • 相続人が全国に散らばっている
  • 協議をまとめる中心人物がいない

解決方法

ステップ1:相続人調査 司法書士に依頼し、戸籍を収集。相続人15人を確定。

ステップ2:連絡先調査 戸籍の附票から現住所を確認。3人中2人の連絡先が判明。

ステップ3:売却提案 買取業者が各相続人に売却を提案。土地を現金化して分配する案を説明。

ステップ4:合意形成 12人が売却に同意。残り3人のうち2人も条件付きで同意。

ステップ5:行方不明者の対応 残り1人については、法定相続分で登記し、その持分は買取業者が取得。

結果

  • 土地の売却価格:600万円
  • 各相続人の取得額:法定相続分に応じて分配
  • 解決期間:約8ヶ月

事例2:4代続いた数次相続

状況

  • 関東近郊の農地(約500坪)
  • 曽祖父名義のまま
  • 4代にわたる数次相続
  • 相続人は25人以上

問題点

  • 相続人が多すぎて把握できない
  • 面識のない親戚ばかり
  • 誰も土地を使っていない
  • 固定資産税は一人が負担

解決方法

専門家チームの編成

  • 司法書士:相続人調査と登記
  • 弁護士:法的手続きのサポート
  • 買取業者:売却手続きの調整

相続人への説明会 オンラインで説明会を開催。売却のメリットと手続きを説明。

段階的な合意形成 まず意思表示できる相続人から同意を取得。その後、消極的な相続人に個別アプローチ。

結果

  • 23人から売却同意を取得
  • 2人については法定相続分で対応
  • 土地売却で約800万円を分配
  • 解決期間:約1年

事例3:相続放棄者がいるケース

状況

  • 都市部の空き家付き土地
  • 父名義で10年放置
  • 相続人は子3人
  • うち1人が相続放棄済み

問題点

  • 相続放棄者の扱いが不明
  • 残り2人で協議できるか不安
  • 空き家が老朽化して危険

解決方法

相続放棄の確認 家庭裁判所に相続放棄の有無を照会。1人が相続放棄済みと確認。

2人での遺産分割 相続放棄者は最初から相続人でなかったものとして、残り2人で協議。

売却の実行 2人の同意で売却を決定。空き家は解体して更地として売却。

結果

  • 売却価格:2,000万円
  • 2人で1,000万円ずつ分配
  • 解決期間:約3ヶ月

数次相続を解決するポイント

1. 早めに相続人調査

時間が経つほど相続人が増えます。早期に調査を始めることが重要です。

2. 専門家への依頼

司法書士・弁護士への依頼が有効です。

依頼のメリット

  • 戸籍収集の代行
  • 法的なアドバイス
  • 交渉のサポート

3. 売却による解決

土地を売却して現金化することで、分配がしやすくなります。

売却のメリット

  • 現金なら公平に分配できる
  • 管理の負担から解放
  • 固定資産税の負担も解消

4. 買取業者の活用

複雑なケースでは、買取業者に相談することで解決が早まります。

買取業者のメリット

  • 複雑な権利関係に対応
  • 相続人との交渉をサポート
  • 登記手続きも支援

数次相続を防ぐには

相続が発生したら早めに登記

相続登記の義務化(2024年4月〜)もあり、早めの登記が重要です。

遺言書の作成

遺言書があれば、遺産分割協議が不要になり、スムーズに登記できます。

生前の相続対策

生前贈与や家族信託など、事前に対策しておくことで相続時の手続きを簡略化できます。

まとめ

数次相続で権利関係が複雑になった場合でも、適切な対応で売却は可能です。

解決のポイント

  • 専門家(司法書士・弁護士)に相談
  • 相続人を確定し、全員にアプローチ
  • 売却して現金で分配する提案
  • 必要に応じて法的手続きも活用

当サービスでは、数次相続で複雑になった不動産の買取にも対応しています。お気軽にご相談ください。

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