物件タイプ別
底地を売却する方法|地主が知っておくべき3つの選択肢
公開: 2026年1月10日
#底地
#売却方法
底地売却が難しい理由
底地(そこち)とは、借地権が設定されている土地の所有権のことです。地主として地代収入を得ていますが、いざ売却しようとすると「売れない」という壁に直面する方が多くいらっしゃいます。
底地売却が難しい理由は以下のとおりです。
- 自分で使えない: 借地人がいるため、自分で土地を利用できない
- 収益性が低い: 昔からの地代のままで、現在の相場と乖離している
- 買い手が限られる: 一般の買主は底地を購入しない
- 融資がつかない: 金融機関が担保として評価しにくい
しかし、正しい方法を選べば底地は売却可能です。ここでは地主が知っておくべき3つの選択肢をご紹介します。
選択肢1:借地人に売却する
最も高値で売却できる可能性があるのが、借地人への売却です。
なぜ借地人が最も高く買ってくれるのか
借地人にとって底地を購入するメリットは非常に大きいです。
- 完全所有権になる: 土地と建物の両方を所有できる
- 地代がなくなる: 毎月の地代支払いから解放される
- 自由に建替えできる: 地主の承諾なしで建替え可能に
- 売却しやすくなる: 完全所有権として一般市場で売却可能
このように、借地人にとっては底地を買うことで大きなメリットがあるため、第三者に売却するよりも高値が期待できます。
借地人への売却価格の目安
一般的に、借地人への売却価格は更地価格の30〜50%程度とされています。これは第三者への売却価格(更地価格の10〜20%程度)と比較すると、2〜3倍の価格差があります。
注意点
- 借地人に購入意思や資金がなければ成立しない
- 交渉が難航するとこじれることも
- 複数の借地人がいる場合、全員との交渉が必要
選択肢2:借地権と同時売却する
借地人と協力して、底地と借地権を一緒に第三者へ売却する方法です。
同時売却のメリット
- 完全所有権として売却: 一般市場で売りやすい
- 高値が期待できる: 底地単独で売るより有利
- 買い手が見つかりやすい: 購入後すぐに活用できる
売却代金の分配
同時売却した場合、売却代金は底地と借地権の割合で分配します。一般的な割合は以下のとおりです。
| 底地 | 借地権 |
|---|---|
| 40% | 60% |
※地域や契約内容により異なります。
注意点
- 借地人との協力が不可欠
- 売却タイミングや条件の調整が必要
- 時間がかかることが多い
選択肢3:底地買取業者に売却する
底地を専門に買い取る業者に売却する方法です。
買取業者を使うメリット
- 確実に売却できる: 買取なので必ず成約する
- スピーディー: 最短1〜2週間で売却可能
- 手間がかからない: 借地人との交渉不要
- 現状のまま売却可能: 複雑な権利関係でも対応
買取価格の目安
買取業者への売却価格は、一般的に更地価格の10〜15%程度です。借地人への売却より低くなりますが、確実性と手軽さがメリットです。
こんな方におすすめ
- 借地人との関係が悪く交渉したくない
- 遠方に住んでいて管理が難しい
- 早く現金化したい
- 相続で取得したが対応に困っている
どの方法を選ぶべきか
それぞれの方法の比較表です。
| 項目 | 借地人へ売却 | 同時売却 | 買取業者へ売却 |
|---|---|---|---|
| 売却価格 | ◎ 高い | ○ やや高い | △ 低い |
| 確実性 | △ 不確実 | △ 不確実 | ◎ 確実 |
| スピード | △ 遅い | △ 遅い | ◎ 速い |
| 手間 | △ かかる | △ かかる | ◎ かからない |
結論として、まずは借地人への売却を打診し、難しければ買取業者への売却を検討するのが現実的な流れです。
まとめ
底地の売却は一般的な不動産売却とは異なり、特殊なノウハウが必要です。
- 借地人への売却: 最も高値が期待できるが、交渉が必要
- 同時売却: 借地人と協力すれば高値売却の可能性
- 買取業者への売却: 確実かつスピーディー
どの方法が最適かは、借地人との関係性や売却の緊急度によって異なります。まずは専門家に相談して、最適な方法を検討することをおすすめします。
当サービスでは底地の買取に対応しています。まずは無料査定からお気軽にご相談ください。