物件タイプ別
再建築不可物件のリフォーム|どこまでできる?
公開: 2026年1月10日
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再建築不可物件でもリフォームは可能
再建築不可物件でも、リフォームや修繕は可能です。「再建築不可」は新築ができないという意味で、リフォームまで禁止されているわけではありません。
可能なこと・できないこと
| 工事の種類 | 可否 |
|---|---|
| 新築(建て替え) | × |
| 増築 | △(条件あり) |
| 改築 | △(条件あり) |
| 大規模修繕 | ○ |
| 内装リフォーム | ○ |
| 設備交換 | ○ |
建築確認が不要なリフォーム
以下のリフォームは、建築確認申請なしで行えます。
1. 内装工事
- 壁紙の張り替え
- フローリングの張り替え
- 畳の交換
- 天井の張り替え
- 間仕切りの変更(構造に影響しないもの)
2. 設備工事
- キッチンの交換
- 浴室のリフォーム
- トイレの交換
- 給湯器の交換
- エアコンの設置
3. 外装工事
- 外壁の塗装
- 屋根の塗装
- サイディングの張り替え(構造に影響しない範囲)
4. 小規模な修繕
- 床の補強
- 壁の補修
- 建具の交換
- 窓の交換
条件付きで可能なリフォーム
以下の工事は、一定の条件を満たせば可能です。
大規模修繕
大規模修繕とは
- 主要構造部(壁、柱、床、はり、屋根、階段)の過半を修繕する工事
条件
- 4号建築物(木造2階建て以下、延べ面積500㎡以下)なら建築確認不要
- 多くの住宅はこれに該当
大規模模様替え
大規模模様替えとは
- 主要構造部の過半を模様替え(同じ材料で作り直す)する工事
条件
- 4号建築物なら建築確認不要
注意点
2025年4月から建築基準法の改正により、4号建築物の範囲が変わります。詳しくは専門家に確認してください。
増築について
増築は原則難しい
増築は建築確認が必要となるケースが多く、再建築不可物件では認められないことがほとんどです。
増築が認められるケース
- 10㎡以下の増築(防火地域・準防火地域以外)
- 43条但し書き許可を取得した場合
増築の例
| 増築内容 | 建築確認 |
|---|---|
| 10㎡以下の物置 | 不要(条件あり) |
| 10㎡超の部屋 | 必要 |
| ベランダの設置 | 要確認 |
| 屋上の増設 | 必要 |
リフォームでできること
再建築不可物件でも、以下のような大規模なリフォームは可能です。
スケルトンリフォーム
建物の骨組み(構造体)だけを残して、内装を全て作り直すリフォームです。
可能な工事
- 間取りの変更
- 水回りの移動
- 断熱材の入れ替え
- 電気配線のやり直し
- 給排水管の更新
耐震補強
建物の耐震性を高める工事も可能です。
工事例
- 筋交いの追加
- 耐震壁の設置
- 基礎の補強
- 接合部の強化
断熱リフォーム
建物の断熱性能を高める工事です。
工事例
- 断熱材の追加
- 窓の交換(二重窓など)
- 床下断熱
- 屋根裏断熱
リフォーム費用の目安
部分リフォーム
| 工事内容 | 費用目安 |
|---|---|
| キッチン交換 | 50〜150万円 |
| 浴室リフォーム | 50〜150万円 |
| トイレ交換 | 20〜50万円 |
| 外壁塗装 | 80〜150万円 |
| 屋根塗装 | 30〜80万円 |
大規模リフォーム
| 工事内容 | 費用目安 |
|---|---|
| 全面リフォーム | 500〜1,500万円 |
| スケルトンリフォーム | 800〜2,000万円 |
| 耐震補強 | 100〜300万円 |
| 断熱リフォーム | 100〜300万円 |
リフォームの費用対効果
リフォームすべきケース
- 自分で住み続ける場合
- 賃貸に出して収益化する場合
- 売却価格を上げたい場合(費用対効果を計算)
リフォームより売却が良いケース
- 建物の老朽化が激しい
- リフォーム費用が高額
- リフォームしても価値が上がらない立地
売却前のリフォームについて
売却前にリフォームする場合は、費用対効果を慎重に計算しましょう。
計算例
リフォーム前の売却価格:1,000万円
リフォーム費用:300万円
リフォーム後の売却価格:1,200万円
→ 200万円プラスになるが、300万円かけているので100万円の損
この場合は、リフォームせずに売却した方が有利です。
注意点
1. 工事前に確認
大規模な工事を行う前に、必ず市区町村の建築指導課や建築士に確認しましょう。
2. 業者選び
再建築不可物件のリフォームに慣れた業者を選ぶことが重要です。
3. 将来の売却を考慮
リフォームしても再建築不可であることは変わりません。将来の売却を考慮して判断しましょう。
4. 記録を残す
リフォームの記録(図面、写真、費用)を残しておくと、売却時にアピールできます。
まとめ
再建築不可物件でもリフォームは可能です。
可能なリフォーム
- 内装工事全般
- 設備の交換
- 外壁・屋根の塗装
- 大規模修繕(4号建築物の場合)
- スケルトンリフォーム
注意点
- 増築は原則難しい
- 大規模な工事は事前確認が必要
- 費用対効果を計算する
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