物件タイプ別
旧耐震の実家を相続…売却か耐震補強か判断基準
公開: 2026年1月10日
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旧耐震の実家を相続したら
直面する問題
旧耐震基準(1981年以前)の実家を相続すると、以下の問題に直面します。
問題1:住み続けるか売却するか
- 自分で住む?
- 賃貸に出す?
- 売却する?
問題2:耐震性の問題
- 地震で倒壊するリスク
- 補強工事の費用
- そのまま住んでよいか
問題3:維持費の負担
- 固定資産税
- 修繕費
- 空き家管理費
選択肢の比較
選択肢1:売却する
相続した実家を売却する方法です。
メリット
- 維持費がなくなる
- 現金化できる
- 管理の手間がなくなる
デメリット
- 旧耐震は売却が難しい
- 価格が安くなる傾向
- 思い出の家を手放す
選択肢2:耐震補強して住む
耐震補強を行い、自分で住む方法です。
メリット
- 安心して住める
- 実家を残せる
- 住居費を抑えられる
デメリット
- 補強費用がかかる
- 維持費がかかり続ける
- 他のリフォームも必要な場合
選択肢3:耐震補強して賃貸
耐震補強を行い、賃貸に出す方法です。
メリット
- 家賃収入が得られる
- 実家を残せる
- 資産として活用
デメリット
- 補強費用がかかる
- 賃貸経営の手間
- 空室リスク
選択肢4:そのまま保有
何もせずに保有し続ける方法です。
メリット
- 初期費用がかからない
- 判断を先送りできる
デメリット
- 維持費がかかり続ける
- 空き家問題の発生
- 特定空き家に指定されるリスク
- 老朽化が進行
売却か補強かの判断基準
判断フローチャート
住む予定がある?
├─ Yes → 耐震補強を検討
└─ No → 賃貸の可能性は?
├─ Yes → 収益性を検討
└─ No → 売却を検討
判断基準1:住む予定
住む予定がある場合 → 耐震補強を検討
住む予定がない場合 → 売却または賃貸を検討
判断基準2:立地
| 立地 | おすすめ |
|---|---|
| 駅近・都心 | 補強して活用または売却 |
| 郊外・需要低い | 売却を優先 |
判断基準3:建物の状態
| 状態 | おすすめ |
|---|---|
| 良好(築40年程度) | 補強の価値あり |
| 老朽化(築50年以上) | 売却を検討 |
| 雨漏り・シロアリ | 売却を優先 |
判断基準4:費用対効果
耐震補強の費用対効果を計算しましょう。
費用対効果の計算
売却する場合
売却による手取り = 売却価格 − 諸費用(3〜5%)
例
売却価格:1,500万円
諸費用:75万円
手取り:1,425万円
耐震補強して住む場合
必要費用 = 耐震補強費用 + その他リフォーム費用
メリット = 住居費の節約(賃貸なら家賃〇万円/月)
例(10年住む場合)
耐震補強費用:150万円
リフォーム費用:100万円
合計:250万円
家賃相当(月8万円×12ヶ月×10年):960万円
純粋なメリット:960万円 − 250万円 = 710万円
耐震補強して賃貸する場合
初期費用 = 耐震補強費用 + リフォーム費用
年間収支 = 家賃収入 − 経費(管理費、修繕費、税金等)
投資回収期間 = 初期費用 ÷ 年間収支
例
初期費用:300万円
家賃:月6万円(年72万円)
経費:年20万円
年間収支:52万円
投資回収期間:300万円 ÷ 52万円 ≒ 5.8年
耐震補強の費用
費用の目安
| 補強内容 | 費用目安 |
|---|---|
| 基礎補強 | 50〜100万円 |
| 壁補強 | 50〜150万円 |
| 接合部補強 | 30〜50万円 |
| 総合的な補強 | 100〜300万円 |
補助金制度
多くの自治体で耐震補強の補助金があります。
| 項目 | 補助率 | 上限額 |
|---|---|---|
| 耐震診断 | 2/3〜全額 | 5〜10万円 |
| 耐震補強 | 1/2〜2/3 | 50〜100万円 |
補助金活用の注意点
- 工事前に申請が必要
- 自治体によって条件が異なる
- 予算に限りがある
売却方法の選択肢
一般市場での売却
不動産会社を通じて売却する方法です。
メリット
- 高く売れる可能性
デメリット
- 住宅ローンが使えず買主が限られる
- 売却期間が長期化
- 契約不適合責任あり
買取業者への売却
築古物件を専門に扱う買取業者に売却します。
メリット
- 確実に売却できる
- 現況のまま売却
- スピーディー
- 契約不適合責任免責
デメリット
- 一般市場より安くなる傾向
空き家として放置するリスク
リスク1:特定空き家に指定
管理不全の空き家は「特定空き家」に指定されるリスクがあります。
特定空き家に指定されると
- 固定資産税の優遇がなくなる(最大6倍)
- 行政指導・勧告・命令
- 強制解体(費用は所有者負担)
リスク2:倒壊・火災
老朽化した空き家は倒壊や火災のリスクがあります。
被害が発生すると
- 損害賠償責任
- 近隣への迷惑
リスク3:資産価値の低下
放置するほど建物の状態が悪化し、資産価値が下がります。
まとめ
旧耐震の実家を相続した場合の判断についてまとめます。
売却が向いているケース
- 住む予定がない
- 立地が良くない
- 建物の状態が悪い
- 管理が難しい
耐震補強が向いているケース
- 住む予定がある
- 立地が良い
- 建物の状態が良い
- 費用対効果が見込める
判断のポイント
- 住む予定の有無
- 立地・建物の状態
- 費用対効果
- 補助金の活用
放置は避ける
- 特定空き家のリスク
- 倒壊・火災のリスク
- 資産価値の低下
当サービスでは、旧耐震物件の買取に対応しています。相続した実家の売却をご検討の方は、お気軽にご相談ください。