物件タイプ別
建ぺい率・容積率オーバーの建物の売却相場
公開: 2026年1月10日
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建ぺい率・容積率とは
建ぺい率
建ぺい率とは、敷地面積に対する建築面積の割合です。
建ぺい率 = 建築面積 ÷ 敷地面積 × 100
容積率
容積率とは、敷地面積に対する延床面積の割合です。
容積率 = 延床面積 ÷ 敷地面積 × 100
オーバーの例
敷地面積100㎡、建ぺい率60%、容積率200%の場合
| 項目 | 上限 | オーバーの例 |
|---|---|---|
| 建築面積 | 60㎡ | 70㎡(10㎡オーバー) |
| 延床面積 | 200㎡ | 250㎡(50㎡オーバー) |
オーバーの原因
既存不適格(法改正が原因)
建築当時は適法だったが、法改正でオーバーになったケース。
例
- 容積率が200%→150%に変更
- 建ぺい率が60%→50%に変更
違法建築(法令違反が原因)
建築当時から法令に違反しているケース。
例
- 無断で増築した
- 建築確認と異なる建物を建てた
売却相場
既存不適格の場合
| オーバーの程度 | 価格目安(適格物件比) |
|---|---|
| 10%以内 | 85〜95% |
| 10〜20% | 70〜85% |
| 20〜30% | 55〜70% |
| 30%以上 | 40〜55% |
違法建築の場合
| オーバーの程度 | 価格目安(適格物件比) |
|---|---|
| 軽微(是正容易) | 60〜75% |
| 中程度 | 40〜60% |
| 重大(是正困難) | 20〜40% |
既存不適格と違法建築の価格差
同じ程度のオーバーでも、違法建築の方が価格が下がります。
理由
- イメージが悪い
- 是正指導のリスク
- 告知義務の重さ
価格に影響する要因
要因1:オーバーの程度
オーバーが大きいほど、価格への影響が大きくなります。
要因2:原因(既存不適格か違法か)
既存不適格より違法建築の方が、価格が下がります。
要因3:建替え時の縮小幅
建替え時にどれだけ縮小するかが影響します。
計算例
現在:延床面積250㎡
建替え後(容積率200%):200㎡
縮小幅:50㎡(20%減)
要因4:住宅ローンの可否
住宅ローンが使えるかどうかが、買い手の範囲に影響します。
要因5:建物の状態
建物が老朽化していると、さらに価格が下がります。
要因6:立地
需要が高いエリアは、オーバーでも価格が維持されやすい。
売却のポイント
ポイント1:正確な情報の把握
オーバーの程度と原因を正確に把握しましょう。
確認方法
- 建築確認済証・検査済証の確認
- 現況の測量
- 市区町村への確認
ポイント2:既存不適格の証明
既存不適格であれば、証明資料を用意しましょう。
証明資料
- 建築確認済証
- 検査済証
- 法改正の履歴
ポイント3:適正な価格設定
オーバーを考慮した適正価格を設定しましょう。
ポイント4:買取業者への相談
一般市場で売れない場合は、買取業者に相談しましょう。
ケース別の対応
ケース1:軽微なオーバー(10%以内)
一般市場での売却が可能な場合があります。
ポイント
- 住宅ローンが使える金融機関を探す
- 既存不適格の証明を用意
- 適正価格で販売
ケース2:中程度のオーバー(10〜30%)
買い手が限られるため、時間をかけるか買取業者を検討。
選択肢
- 時間をかけて一般売却
- 買取業者への売却
- 減築してから売却
ケース3:大幅なオーバー(30%以上)
一般市場での売却は困難。買取業者への売却を検討。
選択肢
- 買取業者への売却
- 解体して土地売却
- 減築してから売却
まとめ
建ぺい率・容積率オーバーの売却相場についてまとめます。
売却相場
- 既存不適格:適格物件の55〜95%程度
- 違法建築:適格物件の20〜75%程度
価格に影響する要因
- オーバーの程度
- 原因(既存不適格か違法か)
- 建替え時の縮小幅
- 住宅ローンの可否
- 建物の状態
- 立地
売却のポイント
- 正確な情報の把握
- 既存不適格の証明
- 適正な価格設定
当サービスでは、建ぺい率・容積率オーバーの物件の買取に対応しています。売却をご検討の方は、お気軽にご相談ください。